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哀しきサラリーマン、逆境に活路を追い求めて

長年転勤が叶わず、自分を最も活かせる仕事になかなかたどりつけないでいる方はいらっしゃいませんか。今の職場でくすぶりつつも、近い将来自分が飛躍できる時をじっと待ち続けている方とそのつらい気持ち、熱い思いを一緒に分かち合いたいと思います。

なぜ「文法・訳読」?

多くの高校の英語教育現場で今もなお、“伝統”の「文法訳読式」による授業が展開されている。以前に比べるといくらか改良が加えられてきてはいるが、依然としてマイナーチェンジに留まり、文部科学省が先頃、フルモデルチェンジの“新商品”を発表したにもかかわらず、各地の“ディーラー”はこれまでもそしてこれからも従来型のやり方に固執しようとしている。

明らかに“消費者”はフルモデルチェンジした新型車を望んでいるのであるが、現場が依然として従来型にこだわるのには2つの理由がある。一つは英語教師自身のオールラウンドな英語力の問題。高校で教鞭をとる英語教師すべてが英語を流暢に話すわけではない。流暢の前に、生徒やネイティブスピーカーの前ではほとんど英語が話せない教師も中にはいる。こういった教師が「英語の授業は原則英語で行う」こと自体無理な話である。

もう一つはたとえ流暢な英語教師であっても、4技能をオールラウンドに授業展開するのに毎回かなりの準備を要すため、つい手軽なやり方として文法訳読式に傾いてしまうことだ。実際にこの両者を行ってみるとわかるが、圧倒的に文法訳読式のほうが準備に時間がかからない。一方、オールラウンドに4技能を統合してやるやり方では、自作のプリントを作ったり自由英作文の添削を行ったりするなどして、毎時間の授業の準備にかなりの時間を要する。

平成25年度からいよいよ高校現場でも4技能を統合して「英語の授業は原則英語で行う」指導法がスタートすることになり、現在各教科書会社では検定に向けて教科書の作成が進行中である。そこで教科書会社には、やる気がありながらも日々多忙な教師がいくらかでも教材の作成を軽減され、その分教材研究に打ち込んで納得のいく授業展開ができるよう、効率的で魅力的な教科書の作成を是非ともお願いしたい。


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英語教師 vs. English teacher4

来年度管理職への道が閉ざされたことで、小生の目下の注目は先日提出した個人調書の「異動先の希望」に移りつつある。3つの勤務希望先を書く欄があるが、第1希望欄には小生の出身校である県内屈指の進学校を書いた。小生が考えるに英語教師には2つのパターンがあって、その多くを占めるのが「受験英語に傾倒した教師」であり、それとは対照的なのが小生のような「最初に受験英語ありきとしない教師」である。小生は便宜上、前者を「英語教師」、後者を「English teacher」と区別して呼んでいる。他の多くの英語教師と違い、小生は英語を受験目的のためだけに教える気は毛頭ない。進学校の教師のほとんどが「英語教師」であり、その理由を尋ねると「進学校だから仕方がない」と皆異口同音に答える。確かに自分が勤務する学校の現状や生徒の状況によって教え方を考える必要はあるにせよ、英語指導の根幹まで覆す必要はどこにもない。彼らの多くが未だに「英語教師」の域を抜け出せないでいるのには、小生に言わせると、それはEnglish teacherとしての自覚とプライド、それにそれを行う自信がないからだと思う。特に中堅・若手の教師にそのような傾向が強いのも、日本のこれまでの英語教育の是非が改めて問われる。アメリカの大学院で英語教授法を修めてきた小生にとって、英語の授業を原則英語で行うことはもちろん、生徒とほとんど英語でやりとりすることを長年の夢としてきた。

「進学校の生徒が本当に英語の力があるかどうかを見るには、彼らを担当する初日に英語で話しかけ、質問して、それに彼らがどのように反応するかを見れば一目瞭然である。」


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英語教師 vs. English teacher3

もしも管理職から予備校の授業を参観してくるように言われたらどのように返事をするか。簡単に「はい、わかりました。」と言ってそれで終わると、その教師は自他ともに認める「英語教師」でしかない。「英語教師」の答え方としては無難な答え方。最も管理職との間に波風が立たず、彼らを満足させる「模範解答」である。受験指導を効果的に行う上で必要だと感じたら、積極的に参加したらよい。一方、「English teacher」はどのように返事をするだろうか。「予備校の授業もいいのですが、『文部科学省』が先ごろ公表した新学習指導要領の骨格を見ると、これからは授業中できるだけ英語を使って4技能を統合したよりオールラウンドな指導が求められるので、できれば英語教育団体等の研修会に参加してそういった指導力の向上に努めたい。」というのはどうだろう。私にとっては、予備校の授業の強制参観は「踏み絵」を踏ませられるようなものである。

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英語教師 vs. English teacher2

「英語教師」と「English teacher」との違いは何だろう?前者は日本語で後者は英語というのであればそれまでだが、私は「教える目的や内容」といった根幹の部分が大きく異なると思う。「英語教師」は端的に言うと、古来からの日本の英語教育の伝統とも言える「受験のための英語を教える教師」。昨日触れた予備校での学習指導セミナーも当然これに含まれる。教師はとにかく最初から受験を意識して指導内容や方法を考え指導に当たる。当然授業中に主に用いる言語は日本語で、そこには和訳や文法指導といった理屈を追求する旧態依然の指導法が幅を利かせる。一方、「English teacher」は最初から受験を意識せず、まずは「生徒との英語でのやりとりを重視して、そこから指導内容や方法を考える教師」。コミュニケーションを第一に考えるので、指導する際に主に用いる言語は英語になる。しかもコミュニケーションを効果的に行うには「読む」「書く」「話す」「聞く」といった4技能を指導の際にバランスよく盛り込む必要があるので、その教材研究と教材作成には相当の時間を要する。

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英語教師 vs. English teacher1

大手予備校から夏休みに行われる「学習指導スキル研修プログラム」の案内が届いた。中を開けてみると、導入指導から実力練成、入試問題演習指導に至るまで「予備校講師がこれまで磨き積み上げてきたノウハウ」を提供するとある。学習指導については我々高校教員もこれで飯を食っているプロと思っていたが、予備校講師はその上をいくと教育委員会は考えているようだ。言わば教育委員会の「お墨付き」で、受講料や交通費・宿泊費までもを教育委員会が負担して教員を研修に行かせている。ひと昔前までは、学校現場と予備校とでは指導目的や方法の違いから双方が相いれない面があったが、現在では本家の文部科学省が承認していることもあって、特に進学校と言われる高校では積極的に予備校訪問を行ったり予備校での指導法を日常の授業に取り入れたりしているようである。

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